山野井の味と技、そして心

毎日毎日、働き続けた手。
単調に思える日々も、この手にとって同じ日は1日としてない。
昨日より今日、今日より明日。きちんと素早く確実に。
日々の積み重ねが技術となる。
この手は食で人を幸せにする技を持っている。
その技に素直さ、真剣さ、心を加えて味をつくる。
そのいずれかひとつが僅かでも欠けたら
山野井は名乗れない。

 

 

 

 

 

 

光に透かして垂らすとさらりと、
それでいて確かに違う煌めきを放つ。
そして、焼豚を漬け込むことで味わいがさらに深まる。
それが、山野井自慢のタレだ。
誰の真似でもない、誰にも真似できないタレ。
その味に辿り着くまでに
重ねた時間は計り知れないものがあるが
山野井にとってかけがえのない技と経験となった。

 

 

 

 

 

 

安定した品質のものを安定供給するならガスや電気の釜がよい。
しかし、炭を使わなければつくれない味もある。
丹念に焼き上げられたものでなければならない。
炭はどれだけ厳密につくっても自然のもの。
年によって炭にも個性が宿る。気温によっても、湿度によっても炎は変わる。
しかし、その中から変わらぬ山野井の美味しさを生み出さなければならない。
釜の火が落ちるまで山野井は休まない。

 

 

 

 

 

 

ドイツフライッシャーマイスター。
食肉加工における技の伝承者であり、国家資格を表す称号。
ドイツでは、尊敬の念をこめて呼ばれている。
一生に3度しか許されていないマイスターへの挑戦。

山野井進治は、この難関を突破し、日本人マイスターとなった。
山野井が培ってきた技と経験にマイスターの技術が融合し、新しい技と創意、感性が生まれました。

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